Column

ガラスブロックの思い出

最近、仕事終わりに太田川沿いをランニングしています。日に日にたるんでいく我が身体と精神を引き締める目的で1時間程のランニングです。
そんな中、僕の建築レーダーが作動。


日もくれた暗い夜の道で眩いくらい光り輝く建物。教会でした。なんてことのない古い教会。ファサードはガラスブロックで覆われていました。
ガラスブロックには何かと思いがあります。それは僕がまだ独学で建築を学んでた時、気持ち一つで挑んだアイデアコンペのテーマがガラスブロックを使った建物でした。ガラスブロックについてあれほど考えを巡らした事はありません。自動車会社にいながら独学で建築を勉強していた僕なりに一つの答えをだしたのが懐かしい。結果は惨敗も惨敗。(笑)それもそのはず。CGソフトを駆使してくるプレゼンの中で見よう見まねの手書きの図面を貼り付け、模型も独学。挙句の果てにはプレゼンボードのスペースが余ったからといって油性ペンで手描きのパースを付け加える始末。(定規を使って単線で簡単につくる)今思い返しても笑いが込み上げてきます。(笑)まあその経験がプレゼンに対する意識を高める事に繋がったのですが。後プレゼンはゴミのようですが、コンセプト、考えた答えだけは今振り返っても面白いものだと思います。創造の質に経験はあまり関係ない証拠かなあと思いました。
長くなりましたが、そんな経緯があってガラスブロックを見ると自然と魅入っちゃうのです。いつかガラスブロックを使った建築をつくりたいといつも思っています。(笑)
以上、ガラスブロックに対する思い出話しでした、、、。

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