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- 建築に伴うこだわりの素材
良い家づくりに欠かせないのは「良い素材」
どれだけ良い図面を引いても、それをカタチにするための素材やノウハウがなくては理想の家づくりは実現できません。
広島県・山口県を中心に家づくりをサポートする「T.N.A」は、お客様の理想の注文住宅を実現するため、
素材の選定にもこだわっています。
注文住宅の建築をお考えの方は、ぜひ家づくりを支える素材のことも、知っておいてください。
建築における4大素材
建築の歴史は非常に古く、さかのぼっていくとギザ王のピラミッドにまでたどりつきます。
その建築・土木の約5000年の歴史において人間は、それぞれの時代に手にした骨格素材を駆使し、住まいやコミュニティを形成し、ほかの地域に住む異種民族との交流や戦略のための道路や橋を造り上げてきました。
その約5000年もの間、これからご紹介する4大素材が、空間の骨格を形づくる役割を担い、人々の生活と文化を支え続けてきました。
石
建築の4大素材の中でも、もっとも長い歴史を持つものが「石」です。前述したギザ王のピラミッドも石造です。
木
続いて長い歴史を持つ素材は「木」です。日本人には、非常になじみのある素材かもしれません。奈良の正倉院は、1500年近い寿命をほこる木造建築です。
鉄
今や建物の骨格形成には欠かせない存在となった「鉄」です。250年の時を経てなお現存するアイアンブリッジは鉄骨造です。
コンクリート
そして、今から約160年前にコンクリートが登場します。今では、あらゆる建物の建築に欠かせない存在です。
これら4つの骨格を造る素材が、日常の設計、施工活動の実現を支えています。
工務店との連携
また、良い家づくりをするために欠かせないものは、良い素材だけではありません。
たとえば、設計事務所と工務店の連携も、大切な要素の一つです。
どれだけ優れた図面があっても、工務店の腕が確かでも、その間に信頼関係や連携がなくては、理想の家づくりは実現できません。
注文住宅の新築や住宅リフォームをしようと思えば、大きな費用が必要になります。
しかも、一度実行してしまえば、やり直しはほぼ不可能と思います。失敗しない家づくりのためには、綿密な基本計画と、工事に欠かせない詳細な実施設計、そしてそれをカタチにしていく正確で丁寧な工事が必要となります。
そのため、設計を担う設計事務所、そして実際の工事を担う工務店の連係プレーは欠かせません。また、設計事務所は工事の施工状況のチェックを、工務店は現場で生じる不都合のチェックを行う役割も担っています。
設計事務所の役割
住宅の基本計画に関する経験と専門知識を持つ設計事務所は、お客様の要望に対してさまざまなアイデアやノウハウを駆使し、その要望に沿った住宅の実現に向けて基本計画を立てる役割を担います。
基本計画がある程度できあがったあとは、工事を工務店に発注するための詳しい実施設計図面を作成し、同時に工事にかかる費用を積算します。
どの工務店に工事を依頼するのか、その選定も設計事務所がお手伝いします。
工事監理契約を結んでいる場合、着工後も設計事務所がお客様をサポートします。着工から工事の段階に合わせて、実施設計図通りに工事が進められているか、不具合が生じていないかなど、現場でのチェックを行います。チェックした内容に応じて設計事務所から工務店に指示を出し、またお客様にも報告します。
お客様が安心して家づくりを進めるためには、こういった設計事務所による工事監理が欠かせません。
工務店の役割
工務店ではさまざまな工事を請け負っていますが、一般的な木造住宅の新築を例にとると、地盤の土工事、基礎工事、土台・柱・梁・筋交いといった建物の躯体、床組みなどの木工事、屋根工事、内装工事、設備工事など、あらゆる段階での工事を進捗に応じて組み込み、実施していきます。
どの工程の工事でも、熟練した職人でなければ満足できる仕上がりは期待できません。そのため、その職種は鉄筋工、コンクリート工、大工、左官工、板金工、内装工、タイル工、電気工、配管工など多岐にわたります。
住宅建築の段階に応じて、必要とされる職人を工事の時期を見極めながら調整し、図面通りに工事が進められるよう現場をコントロールすることも、工務店の重要な役割です。
各種工事の順序や時期、住宅の完成時期を決めた工程を設定し、職人の調整や手配、図面に基づいて効率よく工事を進めていくことなどが工務店の主要な役割です。そのために、工務店には専門的な知識を持った技術者がいます。
工事監理の重要性
工事がスタートしてから、工事監理を行うことも設計事務所の大切な仕事です。設計者が行う「工事監理」は、施工会社が行う「現場管理」とは異なりますので、まずはその違いをよく理解していただきたいと思います。
工事監理とは、施工業者が提示する見積りをよく精査し、お客様目線で施工業者との金額面を含めた交渉を行ったり、工事着工後に図面通りに工事が行われているかどうか、品質が確保されているかどうかをチェックしたりする業務のことを指します。万が一、施工業者の工事内容に間違いがあれば、設計者である「工事監理者」は施工業者に注意を与えなくてはなりません。
さらに、建物お引き渡し以降のアフターメンテナンスに関するご相談も、工事監理に含まれます。
「図面通りに工事をするなんて、プロなら当然のことでは?」と思われるかもしれません。たしかに、その通りです。
しかし、プロとは言え、家づくりは人が行うことです。住宅建築ではとても複雑で、正確な工事を必要とすることも多々あります。
ヒューマンエラーの可能性は、残念ながらゼロとは言えません。そこで、施工業者とは利害関係のない「工事監理者」がミスを見つける・防ぐためのフィルターとなることが、家づくりの成功にとってきわめて重要なポイントとなります。
T.N.Aの理念は、設計から工事監理までのトータルサポート、お客様の理想を叶えられるプランのご提案はもちろん、工事がはじまったあとも工事監理者として、T.N.Aが責任を持って家づくりのお手伝いをさせていただきたいと考えております。