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ゼロエネ時代に向けて
新年も始まり一月も終わろうとしています。なんだかいつもより長く感じた一カ月でしたが、それだけ色々あったということでしょうか。
そんな中昨日はLIXIL広島支店で研修に参加してきました。きたるゼロエネ住宅時代に向けて工務店がいち早くゼロエネ住宅の商品を開発するというプロセスをLIXILさんがサポートして作り上げていくというものです。僕は工務店さんに付き添い実務的な内容をサポートするために参加しています。
これから新築着工件数が激減していく住宅業界で工務店の生き残り方は確実に変化していきます。おそらくローコスト住宅はパワービルダーに飲み込まれていき、資産価値のある住宅づくりをできる工務店が残ると言われております。これは国が考えていることなのでまあ、その通りになると思います。そういった現状を今回知る事ができたのは良い収穫になりました。実はそれに伴い家を建てるお客様側も住宅に対する、考え方、お金のかけ方がシフトしていくと考えられます。こないだつぶやいた資金計画の考え方が変わるといったのはどうやら正解のようです。
僕は建築屋として住宅が単に消費観念やマーケティングから生まれる省エネや住み心地の必要性には一定の距離をとっていますが、これらの時代の流れに沿って文化的な価値観が一体となって新しい住宅の価値観が提案できればと思います。建築家が必要とされるのはそういった提案が社会には必要だからです。なんてえらそうなことを言いながら今日も缶コーヒーを飲みながら仕事に取組みます。(笑)