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台湾へ(続き)
台湾旅二日目。初日は台北でしたが、二日目は一番南の高雄へ行ってきました。道中は日本の新幹線で台湾縦断です。台湾は所々に日本を感じるので何かと快適です。台湾自体が気温が高い所ですが、さすがに台湾の南ともなれば気温がさらに高くまさに南国でした。半袖で十分です。高雄は台湾第二の都市とも呼ばれているそうで、こちらもというよりこちらはより最先端の建築物が次々と建てられています。写真をみればわかるように日本でも中々みれないデザインを意識したビルや施設が建ち並び、まだまだこれからも建ち続けそうな雰囲気です。日本にはない力強い勢いを感じました。日本の建築家が今は日本よりアジアのほうが仕事があるぞとよく言っていたのは本当のようです。しかしその建物を近くでみると、ディティールがどうもちぐはぐしているようで、というより日本のとある建築物を真似た建物もあり、中身についてはこれからなのかなという感じでした。思わず自分だったらこうするのに!と考えてしまいます。しかし、そんな建物を現地の人は快適に、そして多くの人が利用し、それぞれの時間を過ごしているのを見て、近代化の流れの中で建築の果たす役割は大きいなと実感しました。今回この高雄での都市探索が一番刺激的でした。この雰囲気はさすがに日本では味わえません。建築が社会や個人にできることは何なのか。これを建築家は常に考えるものですが、高雄では建築が成すべきことが非常にわかりやすかったように思います。
今回は二泊三日の弾丸旅だったので最終日はお土産を買って帰りました。正直こんなに刺激を受けるとは思っていませんでしたので良い経験になりました。台湾はまた近いうちに訪れたいなと思います。