- トップページ >
- 事務所コラム
台湾視察レポート2
台湾現地視察2日目は花蓮市から電車で5時間かけて台湾南部の大都市高雄市へ行きました。花蓮市とはさすがに規模が違い歩道も広く都会の喧騒がどこまでも続くような大きさでした。ここでは次の日に高雄市の外れの観光地にいったのですが、途中には20階建て位あるマンションが少なくとも15棟以上はあるようなマンモス団地があったり、新しい学校もあったりと近代的な街並みが整備されている所もあれば、その横は大きな昔ながらの市場があったり、露店があったりとどこか新旧の交わる混沌とした感じがある不思議な街並みが見られました。
そしてそのまま高雄市をあとにして台中市へ。こちらも高雄市に匹敵する大都市です。面白いのは都心部こそ台湾らしい古い建物が入り混じる街並みですが、駅周りは最新の建物が整備されていたり、そこから少し外れると歩道も歩けない昔ながらの下町的な街並みに変化し、さらに歩けば、日本とほぼ同じようなきれいなマンションが建ち並び、コストコやおしゃれな飲食店が街並みを彩っている地域もあるという、新旧が入れ替わろうとしている今の台湾の都市事情が現れていました。そして極めつけは台中市の経済特区かと言わんばかりの高層マンションやビルが建ち並ぶ西屯区という地域です。後日UPします、伊藤豊雄さんのオペラハウスがある所なのですが、マンハッタンか!と言わんばかりの雰囲気です。広島ではまずこんな場所はありません。こういった所に台中市の勢いを感じます。急速に進んでいるように感じる近代化の流れの中で、こうして一つの都市でここまで街並みに差があるのは貧富の差が日本以上に激しいのではないでしょうか。これらを含めて台湾の街並み事情は日本以上に混沌としているように感じます。
次回は一度は見たかった台中市のオペラハウスについてUPします。