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久しぶりに渡辺扇記念会館を訪れて
GWも後半に差し掛かっております。皆さん今年はいかがお過ごしでしょうか。今回は各行楽地は多くの人でにぎわっていそうで何よりです。商売されている方も心なしか嬉しそうに接客されている姿が見受けれられます。
さて、僕は本日地元である山口県宇部市にきています。明日の宇部での打合せに合わせて前泊です。はい、お仕事です。(笑)そんな仕事気分を少し紛らわせるために、僕の大好きな宇部の代表的な建築物。「渡辺扇記念会館」を訪れてきました。村野藤吾という昭和初期から中期、日本の前期モダニズムの代表的建築家といいましょうか、そんなすごい建築家がつくった施設です。国の重要文化財です。相変わらずすごい！とにかくモダニズム！モダニズムとはこうだぜ！っと言わんばかりの圧倒的な空間です。扇形に湾曲した壁はﾀｲﾙ貼ですが、重厚感を生み出し、扇形の壁と列柱、床などのデザインには中心への求心力があり、自然とエントランスへ導かれる力を感じます。本来モダニズムとは抽象的にすることですが、安易なモダニズムデザインではここまで心に訴えかける空間はできません。どこか安藤忠雄さんの建築の時と同じものを感じました。
久しぶりに本当の建築を味わうと心が洗われるようで思わず涙ぐむような感動がありました。きっと疲れてるのかな。(笑)しかし、改めて建築に立ち向かう力をもらったような気がします。みなさんもぜひ一度訪れてみてください。
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