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ハジマリノテラス
江田島に通い始めはや二年は経つでしょうか。今回つくっているのはテラスです。いわゆる庭なのですが、ただ庭をつくるのではなく、江田島の自然を感じられるようにしたいと考えました。場所は陸路の早瀬大橋をおりた先、国道487号線沿いに位置し目立つ所ですが、入口だけあって車の通りが多く音がうるさい、、、。こんなところに庭をつくった所で自然もへったくれもないなと思い、思い切って道路に対して高さ4m弱×19mほどの壁を設置して分断しました。その壁を支える水平材をパーゴラ状にし、人が滞留できる空間を作るとともに、植栽も一緒に覆う。さらに海に向かって水平材を斜めにさげていくことによって、建築的空間の度合いを強めています。間に植えられる植栽と建築のバランスを考えるのが今回のテーマでした。水平材はいわゆる垂木材ですが、梁成を600mmと高くし間隔を調整することで、正面の海や植栽と真上の空は感じられますが、ひとたび首をふれば垂木の連なりが屋根状に見え、室内のような感覚があります。内外一体の中間領域をつくりました。
工事はいよいよ外溝工事に入っております。また情報はインスタなどでもお知らせしようかなと考えています。テラス横ではテイクアウトできる飲食の販売もありますので(そちらがメイン)ドライブがてらにぜひお越しください。